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病気の方への接し方




特にご家族の方は心配だけどどう接して良いか、返って傷つけてしまうのではないかと心配される方も多いかと思います。 

 
そんな心配を少しでも払拭してより良い家族の環境を保っていくために微力ながらアドバイスしてさせて頂きたいと思います。




➊否定形を使わない 




これは普段からの人間関係でも言えることですが否定をされるという事自体非常に気持ちが悪く気分の悪いものです。  


〜ではない、それは違う、〜でなくてはならない、そうしてはいけないなどこう言った否定形は心にとても緊張を生みます。  


私がデイケアに行ったり多くの病気の方のお話を聞いてわかったことですが、精神疾患にかかる方は否定的な環境で育ってきた方がとても多かったことです。  


否定されることで緊張を生み自分を肯定できなくなり常に頑張っている状態になりやすくなります。  


何か助言をするにしてもそうか、そうなんだねと一旦受け止めた上で、こうした方が良いかもしれないね、と言うようにした方が良いでしょう。  




➋話しを聞いてあげる  




精神疾患にかかっている方は心に余裕がありません。  

例えるならばコップに水が溢れ出ている状態です。  

まずは話を聞いてコップの水を減らしてあげて下さい。  


コップいっぱいに水が入っている状態でアドバイスをしてもそれは苦しみとなって溢れ出てしまいます。  

精神疾患でない方でも悩んだ時とにかく話を聞いてほしいという経験もあると思います。


もしこんなことがあって辛いんだと話し始めたらウンウンそうかそうか、それは辛いねと言った具合に話を聞いてあげると良いです。  


10聞いて1返すくらいの感覚で大丈夫です。  


自ら話を聞きにいくと言うよりは話しかけられたら聞いてあげる形で大丈夫だと思います。 


又は具合が悪そうだったら大丈夫?どんな風に調子が悪いのと聞いてあげても良いです。  

ただし先ほども言ったように否定的な意見には注意してください。  


「いま頭が痛くて体がだるいんだ」言われたとして、「そんなの普通の人だってある症状だよ」のような声かけは緊張を生むの         
で気をつけてみて下さい。  




➌受容力(気持ちをわかってあげる。又はわかろうとする)




例えば「もう辛い、死にたい」などと言われた時に、そんな事言わないの!や、生きたくたって生きれない人がいるんだからね!と言った具合ではなく、そうかそうか、死にたいほど辛いんだね。と優しく受容してあげて下さい。  


気持ちをわかろうとしてくれたりわかってもらえると悩みを話している側の気持ちも楽になります。  

病気の方の気持ちを全て分かってあげることは難しい事だと思います。  

しかし大切なことはわかろうとする事です。  

わからないのであればこういう時はどうしたら良いかな?と素直に聞いてみるのも良いです。  

逆に病気を患っている側の方もこうしてほしいなど少しずつ話し合って行くと良いと思います。 




➍魔法の言葉「大丈夫」  



精神疾患や自律神経失調症はこれをしたら必ず治る、と言うような治療法が確立されておらず、こんな辛い状況がずっと続くのか、、治らないのではないのかという不安を多くの方が抱えていると思います。 


そんな時に「大丈夫だよ」や「大丈夫よくなるよ」と言ってもらえるととても安心します。 


〜だから大丈夫のように根拠は特別必要ではなく、優しい気持ちで「大丈夫だよ」と声をかけてあげてください。 

私自身一番辛かった時に母が大丈夫だよ、良くなるよ、と声をかけてくれたことがとても印象に残っています。 




➎精神論には気をつける 




精神論は時として人に力を与え原動力になる反面、使い方を間違えると他人を傷つけてしまう場合もあります。 


特に病気を患っている人に、「病は気から」や「気持ちの問題」などと声をかけたならば、大きく傷をつけてしまう事でしょう。 


私の体験からも言えますが、多くの精神疾患は気持ちだけでどうにかなるものではありません。 


頑張ろうとすればするほど絡まって複雑になっていくような病気です。 


大切なのは鞭を打つことではなくいかに楽にさせてあげるかです。 

心配な分つい口うるさくなってしまう所もあるかと思いますが気をつけてみて下さい。 

以上接し方を色々お話しさせて頂きましたが、大切なのは気持ちです。 

同じバカという言葉でも 

バカだなあと愛情を込めて言うのと 
何バカなことしてるの!と怒りを込めて言うのでは受け取る側の気持ちも全く異なってきます。 

どんな言葉をかけるかではなくどのような気持ちで言葉をかけるかの方が大切なのです。 

思いやりの気持ちで接していればそんなに心配する必要もないと思います。 

病気をされている方との距離感は非常に難しく感じるかもしれませんが、もし会話をする機会があったら上記のことを参考にして見てください。

また厚生労働省で公開されているこちらの記事も、非常にわかりやすくためになることが書いてあります。


こちらも良かったさ参考にしてみて下さい。

ご家族の方も仕事や日常でのストレスなどがある中で大変かと思いますがより良い関係を少しでも築けることを願います。